令和5年度 国土交通省 地域交通共創モデル
実証プロジェクト人材育成 採択事業

観光人材・行政職員向け

Institute of
Transportation Studies

交通×観光×まちづくり
中核人材育成プロジェクト

ABOUT観光人材・行政職員向け「Institute of Transportation Studies」とは

本プログラムは、自治体や民間事業者、住民、観光客など地域のステークホルダーと調整しながら、持続的な公共交通ネットワーク構築・維持策を複合的な視点から考え、その実現をリードできる人材を育成することを目的としたプログラムです。
DMOなど観光人材の中には、地域の生活交通については馴染みのない人が多く、どのような地域課題があり、それをどのような場で誰と議論し、どのような形で対応を計画に落とし込み実行しているか理解している人は少ないという現状があります。
そのような中で、地域課題の特定から原因分析、施策の検討、計画への落とし込み、実行までの一連の流れの中で生活交通がどのように位置づけられ、そこに観光事業者がどのように関与すべきか、持続的な公共交通をどう実現すべきかなどを広い視点で議論できる場を設けたいという思いから本プログラムを立ち上げました
そのため、国土交通省や地方自治体(政策側)、交通事業者(運営側)、教育機関(大学等)など、様々な角度で公共交通を捉え、東北地方における公共交通のあり方を地に足ついた形で検討していくためのプログラム構成となっています。

PROGRAMプログラム

  • 01

    2024/01/22(月) 16:00〜17:00

    事業説明

    本事業の目的や位置づけ、本事業を通じて目指すところを明確にするとともに、現状どのような課題がありそれにどう対応すべきか、それを実現するために実施するプログラムやその実施要領を説明する。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    国土交通省 東北運輸局 交通政策部 交通企画課長 山城 佑太 氏
    株式会社Wasshoi Lab 代表取締役 齊藤 良太
  • 02

    2024/01/26(金) 19:00〜20:00

    公共交通とは

    地域公共交通がどのように成り立っているか、公共交通計画策定がどのような流れで策定されるか、そのなかで協議会はどのように位置づけられるか、誰が参加し何を協議すべきか、など一連の講義のベースとなる前提事項について、東北地方の事例を紹介しながら解説する。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    福島大学 経済経営学類 准教授 / 前橋工科大学 特任准教授 吉田 樹 氏
  • 03

    2024/01/31(水) 13:00〜14:00

    都市型公共交通

    都市部における公共交通がどのように成り立っているか、その構成要素や法制度、交通計画を紹介するともに、どのような課題が顕在化し、それにどのように対応しているか東北地方における事例を紹介しながら説明する。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    仙台市 都市整備局 総合交通政策部 公共交通推進課 利用促進係 主査 早坂 佳高 氏
    仙台市 まちづくり政策局 政策企画部 プロジェクト推進課 主任 村上 和也 氏
  • 04

    2024/01/31(水) 17:30〜18:30

    地方部公共交通

    地方部における公共交通の成り立ち、構成要素、法制度、交通計画を紹介するとともに、過疎化・高齢化など地方部ならではの課題やその対応について先進的な取り組みを行っている事例を説明する。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    会津若松市 企画政策部 地域づくり課 課長 二瓶 祐一 氏
  • 05

    2024/02/05(月) 17:00〜18:00

    公共交通機関(総論)

    幹の交通・枝の交通・葉の交通という交通機関の類型や地域における機能・役割など公共交通機関の全体像を押さえるとともに、運営側(行政・交通事業者)、利用者側(住民など)の関与のあり方を説明する。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    KPMGコンサルティング株式会社 マネジャー / KPMGモビリティ研究所 伊藤 昇治 氏
  • 06

    2024/02/06(火) 16:00〜17:00

    観光・インバウンド関連の取り組み

    観光交通政策がどのようにつくられるか、その実行を担う交通事業者(観光バス、観光鉄道)がどのような課題を抱えており、その対応としてどのような取組みに注力しているかなど観光事業者の観点で説明する。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    琴平バス株式会社 代表取締役 楠木 泰二朗 氏
  • 07

    2024/02/06(火) 17:00〜18:00

    公共交通機関(地域コミュニティ)

    特に地域のコミュニティで支える葉の交通について、その担い手である地域の交通事業者が抱えている課題やその対応として注力している取組みなどを紹介する。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    仙台中央タクシー株式会社 常務取締役 清川 晋 氏
  • 08

    2024/02/08(木) 16:00〜17:00

    海外先進事例紹介

    公共交通政策やそれに基づく具体的な施策など、観光×モビリティという観点で先進的な取組みをしている海外の事例を紹介するとともに、日本の公共交通政策・施策への適用の可能性を考察する。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    KPMGコンサルティング株式会社 プリンシパル / KPMGモビリティ研究所 倉田 剛 氏
  • 09

    2024/02/13(火) 11:00〜12:00

    交通領域における直近の動向

    エネルギー、脱炭素など環境関連の取組みや自動運転、MaaSなどテクノロジーを活用した取組みなど、業界を取り巻く環境変化や直近の動向について事例をもとに紹介する。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    KPMGコンサルティング株式会社 プリンシパル / KPMGモビリティ研究所 倉田 剛 氏
  • 10

    2024/02/19(月) 16:00〜17:00

    交通領域におけるデータ活用によるプロジェクト推進

    地域交通における人々の消費行動や自家用車行動などからみえる住民の日常行動と交通事業実態との相対について、実例をもとに解説する。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    株式会社国際経済研究所 非常勤フェロー / JCoMaaS 理事 宮代 陽之 氏
  • 11

    2024/02/21(水) 18:00〜19:00

    国内先進事例紹介

    国内の公共交通政策や具体的な施策の先進事例について、地方で抱えている課題を関連付けて説明する。

    会場:
    TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口
    〒980-0013 宮城県仙台市青葉区花京院1丁目2−15 [GoogleMaps]
    講師:
    株式会社Wasshoi Lab 代表取締役 齊藤 良太
  • 12

    2024/02/21(水) 19:00〜20:00

    地域課題解決・地域公共交通のあるべき姿

    地域課題の特定から原因分析、施策の検討、計画への落とし込み、実行までの一連の流れを具体的な事例を交えて紹介する。その中で生活交通がどのように位置づけられ、そこに観光事業者がどのように関与すべきか、生活交通を踏まえ持続的な公共交通をどう実現すべきか、など交通事業者含めて議論する。

    会場:
    TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口
    〒980-0013 宮城県仙台市青葉区花京院1丁目2−15 [GoogleMaps]
    講師:
    福島大学 経済経営学類 准教授 / 前橋工科大学 特任准教授 吉田 樹 氏
  • 2024/02/21(水) 20:00〜

    懇親会

    詳細は別途ご案内します。

    会場:
    TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口
    〒980-0013 宮城県仙台市青葉区花京院1丁目2−15 [GoogleMaps]

全講座、録画にてアーカイブ視聴が可能です。

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LECTURER講師紹介

  • 伊藤 昇治

    KPMGコンサルティング株式会社 マネジャー / KPMGモビリティ研究所

    モビリティ、スマートシティ等の業務を推進、さいたま市、帯広市などでモビリティ関連やデータ利活用に関する事業の企画・推進・実行を担当している。地域課題解決を目的にMaaS実証実験の企画推進、渉外交渉およびサービスアプリケーションのプロダクトオーナーをなどを経験。

  • 清川 晋

    仙台中央タクシー株式会社 常務取締役 / 八戸タクシー株式会社 監査役 / 東北中央商事有限会社 代表取締役 / 一般社団法人XTaxi 理事

    仙台空港と仙台市内中心部を結ぶ仙台初の定額タクシーの実施や東北初となる「Uber」との提携の他、「DiDi」も導入し、海外受入体制を構築。
    コロナ禍には、タクシーによる貨物事業に着手。一般社団法人XTaxiを設立し、2024年2月より代表理事を務める。公共交通としてのタクシー・バス事業の枠にとらわれない新しい取組みを模索している。

  • 楠木 泰二朗

    琴平バス株式会社 代表取締役 / 日本ご当地タクシー協会 理事長 / 一般社団法人シェアリングエコノミー協会 香川統括 / 国土交通省 貸切バス運賃・料金制度WG委員

    新日本ツーリスト(現コトバス・コミュニケーションズ)へ入社。キャブステーションへの出向を経て現職。うどんタクシー、Kotori Coworking & Hostel等を企画運営。コロナ禍、オンラインバスツアーが注目を集める。日本サービス大賞地方創生大臣賞、かがわ21世紀大賞受賞。

  • 倉田 剛

    KPMGコンサルティング株式会社 プリンシパル / KPMGモビリティ研究所

    新産業領域でのイノベーション(Business Innovation)創出や経理業務高度化などのアドバイザリー業務を担当しながら、KPMGモビリティ研究所においてMaaS(Mobility as a Service)やスマートシティに関する調査・研究や、自治体等における実証事業に関与している。

  • 齊藤 良太

    株式会社Wasshoi Lab 代表取締役 / 一般社団法人宮城創生DMO 会長

    宮城県南13自治体の地域連携DMO(宮城創生DMO)にて、宮城県南地域における観光交通政策に尽力している。例として、東北のハブとなる仙台駅周辺から宮城県南(名取市、川崎町、大河原町)への定額タクシールートを設定、貸切バスへの自転車搭載事例作り、阿武隈急行線のサイクルトレイン啓発に協力するなど積極的に活動。

  • 二瓶 祐一

    会津若松市 企画政策部 地域づくり課 課長

    1999年会津若松市入庁。福祉、企画、農政、人事部門を経て2023年から現職。
    会津若松市では、「スマートシティ会津若松」の推進を掲げ、様々な分野でICTを活用したまちづくりを進めています。交通部門でも、ICT等を活用して利便性の向上を図ることにより、持続可能な公共交通ネットワークの構築を目指しています。

  • 早坂 佳高

    仙台市 都市整備局 総合交通政策部 公共交通推進課 利用促進係 主査

    2010年仙台市役所入庁。都市整備局にて交通、まちづくり部門を経て現職。
    市民の持続可能な移動手段の確保に向け、地域公共交通計画の策定や公共交通の利便性向上、利用促進に向けた各種取組に従事しています。

  • 宮代 陽之

    株式会社国際経済研究所 非常勤フェロー / JCoMaaS 理事

    モビリティと都市・社会の関係とその変化に注目し、内外動向調査・分析を行う。
    現在はMaaSやスマートシティの日本での実装・実践に関する課題や機会について取り組まれている。

  • 村上 和也

    仙台市 まちづくり政策局 政策企画部 プロジェクト推進課 主任

    2018年仙台市役所入庁。文化観光局を経て現職。
    公共交通の利用促進や来訪者の増加によるまちの賑わい創出を目指し、仙台MaaS及び関連する各種プロジェクトの推進に携わっています。

  • 山城 佑太

    国土交通省 東北運輸局 交通政策部 交通企画課長

    2016年国土交通省入省。本省住宅局(建築行政)、自動車局(物流行政)、大臣官房(法令・組織総括)を経て現職。地域公共交通計画の策定・実行に関する助言、新たな実証プロジェクトの支援など、各地域における「おでかけの足」の確保に向けた取組について、国の立場から本局・支局チーム一丸となって後押ししています。

  • 吉田 樹

    福島大学 経済経営学類 准教授 / 前橋工科大学 特任准教授

    「アフターコロナに向けた地域交通の「リ・デザイン」有識者検討会」委員など多数の検討会に参画。公共交通サービス提供による市民のアクセシビリティ向上という視点から、市民の生活の質向上や地域産業活性化に関する研究を行う。全国の地域公共交通会議等に委員やアドバイザーとして参画しながら、フィールドでの実証分析と定量的アプローチ含めた理論構築の双方から研究を行っている。