交通で叶える!
トミヤ未来プロジェクト 「宮城県富谷市の公共交通計画立案」と
併走し学ぶまちづくり

  • まちづくり・地域交通政策
  • 富谷市民のニーズ特定
  • 富谷市の交通データ分析
  • 国内・海外先進事例
  • MaaS / DXを用いた課題解決

ABOUTプログラムについて

自治体や民間事業者、住民、観光客など地域のステークホルダーと調整しながら、持続的な公共交通ネットワーク構築・維持策を複合的な視点から考え、その実現をリードできる人材を育成することを目的としたプログラムです。
宮城県富谷市は、仙台市のベッドタウンとして今後15年間の人口増加が見込まれていますが、高齢者の増加、公共交通利用者の減少、深刻な運転手不足といった、日本において典型的な交通課題を抱えています。
そこで本プログラムは富谷市を舞台に、交通データの取得、データ分析による課題の識別、それを踏まえた解決施策の検討という公共交通計画立案の流れに伴走することで、公共交通のリ・デザイン(再構築)を経験する機会を無料で参加者に提供します。
具体的には、全6回のオンライン勉強会を通して交通に関する最新技術や先端事例を学びつつ、全3回の実地ワークショップにおいて富谷市の交通課題解決について議論していくことで、データから課題を正しく把握する力や議論の中心となって課題解決に向かっていく精神、実際に議論を推進する力を習得できるプログラム構成となっています。

PROGRAM講演会「交通で新しいまちづくり!DX講演会inトミヤ」

本プログラムのキックオフイベントとして、交通DXを用いた地域交通課題解決についての講演会を開催します。
基調講演では、交通DXサービスを全国で提供する事業者に、まちづくりの未来や重要なポイント、利用者ニーズを捉えた「使われる交通サービス」の特徴や先進事例などについてご講演いただき、交通視点から富谷市の新しいまちづくりを探ります。

  • 講演会

    2024/07/22(月) 15:00〜17:00

    交通DXで広がるまちづくりの可能性

    会場:
    成田公民館 2F 第2・第3研修室 〒981-3341 宮城県富谷市成田1-1-1 [GoogleMaps]
    ご挨拶:
    富谷市長 若生 裕俊 氏
    登壇:
    株式会社電脳交通 代表取締役社長CEO 近藤 洋祐 氏
    株式会社Wasshoi Lab 代表取締役 齊藤 良太

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PROGRAMワークショップ「公共交通から考えるトミヤの未来会議」

富谷市の公共交通のリ・デザイン(再構築)を通して交通課題を解決することをめざし、現状の課題はどのようなところにあるのか、それはなぜ生じているのか、どのように解決するべきかについて全3回に分けてグループディスカッション形式で検討します。

  • 01

    2024/07/22(月) 17:00〜19:00

    富谷市の交通課題把握

    宮城大学 徳永教授を招き、富谷市が抱える一般的な交通課題に加えて富谷市民が移動するうえでどのような困難を抱えているかについて、いくつかの市民像別に生活パターンを想像して洗い出します。洗い出した課題のうち、重要なものについて深掘りをすることによって解決に向けて注力すべきポイントを特定します。

    会場:
    成田公民館 2F 第2研修室 〒981-3341 宮城県富谷市成田1-1-1 [GoogleMaps]
  • 02

    2024/08/30(金) 13:00〜15:00

    交通データ分析による課題検証

    第1回で識別した課題から例を取りあげ、別途取得した定量データを分析します。どのようなデータをどのように分析するべきか、データの分析結果から第1回で正しく課題を識別できていたかなどについてグループディスカッションを行い、交通データの分析・活用方法を習得します。

    会場:
    成田公民館 2F 第2研修室 〒981-3341 宮城県富谷市成田1-1-1 [GoogleMaps]
  • 03

    2024/11/26(火) 13:00〜15:00

    対応策検討と今後の動き

    これまでに識別・検証した課題を解消するための取組みとして何が有効かを考えます。実現可能で効果的な解決施策を考えるだけでなく、その施策を実行するためにはこれからどのようなステップを踏むべきかについても話し合い、実現可能な結論を出すことを目指します。

    会場:
    富谷市役所 301・302会議室 〒981-3392 宮城県富谷市富谷坂松田30 [GoogleMaps]

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PROGRAMオンライン勉強会

ワークショップの理解度向上のため参加者の知識やスキルを底上げする全6回の勉強会を行います。産学各方面から講師を招き、公共交通の理想と実態、データの見方や議論の進め方などを取りあげ、単なる知識のインプットではない多角的な学習を提供します。

  • 01

    2024/07/29(月) 16:00〜17:00

    公共交通の総論

    公共交通の地域に対する機能や役割といった全体像に加え、公共交通のリ・デザイン(再構築)に運営側(行政や交通事業者)と利用者側(住民)がどのように関わるべきかについて学びます。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    宮城大学 事業構想学群 教授 徳永 幸之 氏
  • 02

    2024/08/22(木) 15:00〜16:00

    データ分析を通じた課題の識別

    地域公共交通の現状把握・課題特定のためにどのようなデータをどのように分析すべきかについて、人口規模や自動車保有率などの環境が、富谷市に近い自治体を例にとって学びます。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    株式会社国際経済研究所 非常勤フェロー / JCoMaaS 理事 宮代 陽之 氏
  • 03

    2024/09/27(金) 16:00〜17:00

    新しい交通サービスの普及

    仙台版ライドシェアはどのような効果をもつのか、テクノロジーを利用した交通サービスが地域で利用されるためのポイントについて事例を基に学びます。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    仙台中央タクシー株式会社 常務取締役 清川 晋 氏
    東北大学 大学院情報科学研究科 准教授 / 東北大学 未来科学技術共同研究センター 湯田 恵美 氏
  • 04

    2024/10/24(木) 16:30〜17:30

    交通課題解決に向けた施策の検討

    課題の原因を特定してから、解決施策を検討し課題解決に向けた戦略を策定するまでがどのような流れで行われていくのかについて他地域の事例を基に学びます。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    KPMGコンサルティング株式会社 マネジャー / KPMGモビリティ研究所 伊藤 昇治 氏
  • 05

    2024/11/29(金) 16:00〜17:30

    国内・海外の先進事例

    富谷市と似た課題を抱える他の地域がどのような取り組みをしているのか、国内外では最先端のテクノロジーを活用してどのような取り組みがなされているのかについて学びます。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    KPMGコンサルティング株式会社 プリンシパル / KPMGモビリティ研究所 倉田 剛 氏
    株式会社Wasshoi Lab 代表取締役 齊藤 良太
  • 06

    2024/12/19(木) 16:00〜17:00

    総括・今後の実行に向けて

    本プログラムで学んだ内容を総括するとともに、策定した計画を実行する際にどのようなプロセスで予算を獲得し、法定協議会で何を議論するのかについて学びます。

    会場:
    オンライン(zoom)
    講師:
    宮城大学 事業構想学群 教授 徳永 幸之 氏

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録画にてアーカイブ配信予定です

LECTURER講師紹介

  • 伊藤 昇治

    KPMGコンサルティング株式会社 マネジャー / KPMGモビリティ研究所

    モビリティ、スマートシティ等の業務を推進、さいたま市、帯広市などでモビリティ関連やデータ利活用に関する事業の企画・推進・実行を担当している。地域課題解決を目的にMaaS実証実験の企画推進、渉外交渉およびサービスアプリケーションのプロダクトオーナーをなどを経験。

  • 清川 晋

    仙台中央タクシー株式会社 常務取締役 / 八戸タクシー株式会社 監査役 / 東北中央商事有限会社 代表取締役 / 一般社団法人XTaxi 理事

    仙台空港と仙台市内中心部を結ぶ仙台初の定額タクシーの実施や東北初となる「Uber」との提携の他、「DiDi」も導入し、海外受入体制を構築。
    コロナ禍には、タクシーによる貨物事業に着手。一般社団法人XTaxiを設立し、2024年2月より代表理事を務める。公共交通としてのタクシー・バス事業の枠にとらわれない新しい取組みを模索している。

  • 倉田 剛

    KPMGコンサルティング株式会社 プリンシパル / KPMGモビリティ研究所

    新産業領域でのイノベーション(Business Innovation)創出や経理業務高度化などのアドバイザリー業務を担当しながら、KPMGモビリティ研究所においてMaaS(Mobility as a Service)やスマートシティに関する調査・研究や、自治体等における実証事業に関与している。

  • 近藤 洋祐

    株式会社電脳交通 代表取締役社長CEO / 徳島大学客員教授

    徳島県生まれ。メジャーリーガーを目指しアメリカ留学から帰国後、2009年吉野川タクシー(徳島)入社。2012年に代表取締役に就任し、債務超過寸前の状態からV字回復を実現。
    2015年、株式会社電脳交通を創業し、代表取締役社長に就任。

  • 齊藤 良太

    株式会社Wasshoi Lab 代表取締役 / 一般社団法人宮城創生DMO 会長

    宮城県南13自治体の地域連携DMO(宮城創生DMO)にて、宮城県南地域における観光交通政策に尽力している。例として、東北のハブとなる仙台駅周辺から宮城県南(名取市、川崎町、大河原町)への定額タクシールートを設定、貸切バスへの自転車搭載事例作り、阿武隈急行線のサイクルトレイン啓発に協力するなど積極的に活動。

  • 徳永 幸之

    宮城大学 事業構想学群 教授

    1982年に東北大学工学部土木工学科を卒業した後、運輸省・東北大学を経て2008年4月より現職。
    専門は交通計画・地域計画。宮城県地域公共交通活性化協議会会長を務めるほか、富谷市をはじめ県内20自治体の地域公共交通活性化協議会・地域公共交通会議の委員・東北運輸局地域公共交通東北仕事人にも選出される。

  • 宮代 陽之

    株式会社国際経済研究所 非常勤フェロー / JCoMaaS 理事

    モビリティと都市・社会の関係とその変化に注目し、内外動向調査・分析を行う。
    現在はMaaSやスマートシティの日本での実装・実践に関する課題や機会について取り組まれている。

  • 湯田 恵美

    東北大学 大学院情報科学研究科 准教授 / 東北大学 未来科学技術共同研究センター

    博士(工学)。東北大学大学院工学研究科 電気エネルギーシステム専攻 助教を経て現職。生体信号処理、生体ビッグデータ解析に関する研究に従事。ドライバ評価手法(生体計測、疲労、感性、知覚特性など)の分野において研究業績多数。JSAE(自動車技術会)シニアエンジニア、IEEE(米国電気電子学会)シニアメンバー。